俄坂門から二ノ丸菱櫓・本丸六段の石垣を望む

右手の二ノ丸多門櫓(たもんやぐら)は、折れ曲がった形が菱形にみえることから、「菱櫓」と呼ばれています。正面には橋櫓(はしやぐら)と廊下橋(ろうかばし)、その奥には本丸の六段壁と東曲輪が見えます。江戸時代の庶民は、毎年正月15日の一日だけ八幡神社参拝のための登城が許されており、このあたりまでは入ることができたようです。高石垣(たかいしがき)の上を櫓が連なる様は壮観であったことでしょう。

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